2012年5月4日金曜日

アウトレイジのストーリーが理解できません。 簡単に教えてくください。 「杯を...

アウトレイジのストーリーが理解できません。



簡単に教えてくください。



「杯をあげる」など発言があるのですが、



ヤクザ同士だからとっくに杯はもらっているのではいのですか。

人間関係や上下関係がりかいできません。



詳しい方おしてください。







ではここでは上下関係を中心に説明します。



◎山王会本家...この映画で一番力を持つ、関東一円を仕切っているヤクザ。

会長は北村総一郎、若頭は三浦友和。この2人の言う事には誰も逆らえない。



◎池元組...山王会直結のヤクザ。実質NO.2。

組長は國村隼、若頭は杉本哲太。



◎大友組...山王会傘下のヤクザ。いつも池元組から厄介なトラブルを押し付けられている小さい組。

組長はビートたけし。若頭は椎名桔平。組員に加瀬亮。



◎村瀬組...どこにも属さない弱小組。山王会の杯を欲しがっている。大友組とは兄弟組の間。

組長は石橋蓮司、若頭は中野英雄、組員に塚本高史。





大友組は村瀬組とつるんで麻薬の密売をしていたが、それをよく思っていなかった山王会の命令で、村瀬組は解散に追い込まれる。



その一連の騒動の責任を取らされたビートたけしは山王会から破門させられる。怒ったたけしが國村を殺す。



その後山王会によって大友組の組員が次々と殺される。たけしは何とか逃げ刑務所に服役。しかしそこで同じく服役していた村瀬組の若頭・中野に殺される。



最後は会長を裏切った三浦友和が会長を射殺。自らがトップに座りジ・エンド。



補足:兄弟分なのは池元組ではなく、大友組(たけしの組)と村瀬組です。

この2つも、ただ単につるんで麻薬を売っていただけで、仲がよかったわけではありません。

村瀬組はこの映画では唯一、山王会から杯を貰っていない弱小組です。








ネタばれ注意





会社で例えると、

山王会グループ

「山王会株式会社」

取締役社長は北村総一朗演じる関内。三浦友和が専務。

↓一次下請け

「池本組株式会社」

取締役社長が池本。専務が水野。

↓二次下請け

「大友組有限会社」

取締役社長が北野武、専務が椎名桔平と加瀬亮。



同業他社の村瀬組株式会社が、同業者の池本組株式会社に合併を持ちかけて山王会グループに入り業績の安定を図るがグループトップの関内社長は村瀬組の取り扱い商品が嫌い。のりのりな池本組株式会社もむかつく。だから池本組株式会社に村瀬組のシェアを奪うように支持。仲良くしたい池本社長は自分の会社の名前が出るのはまずいと二次下請けの大友さんに営業を丸投げ委託。

大友株式会社は見事な営業攻勢で村瀬株式会社のシェアを奪い、事実上倒産させる。村瀬の顧客を丸々引き継いだ大友株式会社は新規事業「カジノ」の営業をはじめて業績は絶好調になる。だけど池本社長がカジノ業務を自分の会社でやりたくなって「おいおい僕のお友達の村瀬さんを潰すとか聞いてないよー」と大友株式会社を下請けから除名してしまう。

話が違うと怒った大友社長は池本の親会社の山王株式会社に相談して、関内社長の了解のもとに池本社長を解任(殺害)するが、実は関内社長は美味しいカジノを直営にしたくてたまらなかったので管轄してる大友さんが邪魔だったけど下請けを自分で倒産させちゃうのは体裁が悪い。

そこでこれを利用して池本株式会社の専務に「次は君が社長だよ。でも大友さんを倒産させないと社員は納得しないよね常識的に」とそそのかして全面的に営業協力。

本社の協力で盛り返した池本株式会社の猛烈な営業に大友さんのシェアはあっというまに壊滅。大友株式会社はあえなく倒産です。

ここで三浦友和本社専務が裏切り、水野専務と関内本社社長は突然の解任で死亡。三浦さんが本社社長に昇格して一人勝ちの池本も大友もカジノも本社が吸収合併で美味しいねでめでたしめでたし。

加瀬亮はカジノ事業担当あたりで三浦本社専務に裏でヘッドハンティングされて実はグルでした。



ヤクザ同士でも盃は兄弟盃(五分。池本と村瀬)と親子盃(関内と池本)があるので、それの違いだと思いますよ。

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