北野監督のアウトレイジという映画を観たのですが、あのような悲惨というか、裏切りというのは、やくざの世界では
あたりまえなのでしょうか?
すごい世界だと思って観ていたのですが、実際はどうなのか教えてください。
よろしくお願い致します。
映画のようではなくても一般市民からするとえげつない世界であることには違いない。
結果的には悲惨なことや裏切りがあったりする。
裏の世界は自分一人が生きていくのが必死な世界であり、生き抜くためにはリアルに人を蹴落としたり利用したり裏切ることもしなけらばならない世界であることは間違いない。
逆に自分がいつ裏切られるかわからないから疑心暗鬼になったりもする。
あれ自体はフィクションですが、たけし曰く、「殺しや拷問を抜いたらどこの世界でもあること」だそうです。その時に例に上げたのは政界。派閥が幅をきかせてやりたい放題。でもその派閥の長のスキャンダルが発覚すると、それまで大人しかった別の派閥同士が頂点目指して争いを始める…とのことでした。
ヤクザに関してはわかりませんな。すみません。
kinseiniti1984さん
「仁義なき闘い」と「アウトレイジ」を同じ俎上に上げるのも
ナンセンスかもしれませんが・・・。
「仁義なき闘い」の脚本家・笠原和夫氏の記述では、
モデルとなった元美能組組長・美能幸三氏の語るところでは
広島事件と呼ばれる抗争においても、あっちが裏切りこうなった、
こっちが寝返りこうなったと、裏話やエピソードを長時間かけて教
えてくれた、インタビューを元に脚を起こしたとの由。
保身や裏切りは日常茶飯事であり、銃弾と血しぶきのど真ん中
をくぐりぬけてきた当事者の話であるのでリアリティに満ちた話しで
はあったそうです。
「アウトレイジ」の描く世界の登場人物もデフォルメされたとはいえ、
あのような斬ったはったの世界が根底にあるのでは・・・。
参考 「映画はやくざなり」(笠原和夫著 新潮社)
訂正: 脚を起こす→脚本を起こす です。
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