カンヌ映画祭コンペ作品の公式上映が全て終了しましたが、見ていないけど、山勘で、どの作品が最高賞を獲るでしょうか?北野作品「アウトレイジ」はどんなもんでしょうね?
「どんな先入観も持たずに、オープンな心でさまざまなタイプの映画に触れることがエキサイティング。サプライズを期待している」というティム・バートン審査委員長の言葉に乗って、北野監督にも一縷の望みがあるでしょうか?試写会にありつけた知人は「暴力描写に思考停止に陥らなければすごく面白い」とか言ってました。
英仏西米のレビューを見る限りアウトレイジは大酷評なのでまず無理だと思います。
「薄っぺら」「バイオレンスのマンネリ」「自己満足」みたいな評価がやけに目につく。
それでも一言でも言及があればまだいいほうで、ほとんどの大手紙は黙殺の形。
去年はラース・フォン・トリアーの「アンチキリスト」が過激な暴力と性描写でカンヌをおおいに沸かしてましたが、
アウトレイジの場合は「暴力描写に拘った」と監督がのたまっているわりには話題にすらなってないので、
よっぽど刺激がないのか、あるいは単に一般の関心が低いんだと思います。
その意味で、プレミア後の記者会見の寒すぎるほど白けた雰囲気が象徴的。
質問するほうも答えるほうも、別に話すことないって感じ。。。。。
ちなみに仏フィガロ紙による、コンペ以外の全作品も含めた今回のカンヌのワースト5に見事選ばれてました。
今のところパルムドールは大方の予想では、マイク・リーの新作とザビエ・ボーボワのOf Gods And Men (Des Hommes Et Des Dieux) の一騎打ちになりそうな気配です。
個人的にはアピチャートポンに期待してましたが、マニアックすぎるのでまた審査員賞どまりのような気がする。
とにかく今回のカンヌは史上最低の内容とかいわれているので、去年のように見たくなるような作品がたくさん出てくることなさそう。
見てないので、なんともいえないですが、なんかたけしも勘違いしてしまったみたいですね。ヨーロッパのように人権等の意識の高いところで暴力団礼賛するような映画は受けないと思っていたらやっぱりですね。残念です。昔のような斬新さがなくなってきたかな?最近見てないので分かりませんが。正当な評価でしょうね。
評価通りでいったらマイク・リーの「Another year」が手堅いかなと。
「アウトレイジ」はかなりの酷評なのでパルムドールは厳しいでしょう。
タランティーノが審査員長なら可能性はあったかも。
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