アウトレイジ
この映画は何を言いたかったのでしょう?
見終わって何も残らないし。北野武迷走中って感じでしょうか。皆さんの感想は?
あと、北野武の作品でオススメあれば教えてくだ
さい。「ソナチネ」「brother」は見ています。
必ずしも映画がメッセージを伝えるメディアである必要はないので、「アウトレイジ」も深遠なテーマなんてないですし、「ソナチネ」など昔の北野映画とは違い、情を残すような作品ではありません。
「アウトレイジ」は「ヤクザが殺し合うのを見て楽しむ映画」です。北野武は、「行き過ぎたバイオレンスは笑いに変わる」と言っていましたから、つまりそういうことでしょう。そして、「一体誰が生き残るのでしょう」という興味で引っ張っています。
それに加え、バリエーション豊かでファンタスティックな暴力シーンの絵作りと編集の巧さから生まれる、テンポの良さと画面の面白さ、個性的なキャラクタによる罵り合いの面白さ、画面から伝わる緊張感と言った技術の素晴らしさも魅力。
余韻に浸るとか考えさせられるとかいった隙を与えない、またその必要性も与えない、瞬間的な面白さのある映画です。
他、おすすめは「その男、凶暴につき」「HANA-BI」「キッズ・リターン」
別になにも言いたくねーだろ?!。「ヤクザ映画だよ!」映画の解釈の仕方なんて自分でするもの。お前の心の中になんか、北野の映画が残って欲しくねーよ!。そうだな、「みなし子ハッチ」辺りでも見とくんだな?。何かが残るだろーぜ。
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